透析センター

洛和会音羽記念病院では、1階に透析室とレントゲン室を設置し、できる限り患者さんに負担なく移動していただける工夫をしています。100床のベッドが1フロアに並ぶ広大な透析センターでは、医師や看護師が透析患者さんの状態に常に心配りができるので、より安全で安心な医療を提供できます。
透析室は床がフローリングで、内装は明るく、開放的な雰囲気になっています。ベッドには液晶テレビも備え、長い透析時間も快適に過ごしていただける造りにしました。
災害時にも対応できる井水システムに加え、万一の停電に備えて非常電源、ダブル変電所システムを導入しており、災害に強く、環境にやさしい施設です。
また、通常の血液透析に血液ろ過を組み合わせたオンライン透析装置を90台以上配置しており、透析中にはシャント手術に携わるCE（臨床工学技士）が患者さんのシャントに異常がないかを回診しながら見守ります。患者さんに通い続けていただく場所だからこそ、安心と快適を提供したいと考えています。

• 透析曜日・時間
• 当院の透析治療の特徴
• オンライン透析（OHDF）の導入
• 実績（洛和会音羽病院のサイトが開きます）

透析曜日・時間

• 早朝：午前7時30分～(月・水・金曜日)、午前8時00分～(火・木・土曜日)
• 午前：午前8時30分～
• 午後：午後2時～
• 夜間：午後6時～(月・水・金曜日のみ)
  　　（最大午後11時30分終了まで）
• オーバーナイト：入室時間 21時～22時30分
  退室時間 翌朝4時～6時まで

※時間は場合により前後することがあります。

当院の透析治療の特徴

創傷ケア患者さんの臨時透析受け入れ

潰瘍や重症下肢虚血の診察のために、他院より来院された患者さんに対して、同時に臨時透析の受け入れも行っております。

早朝・夜間透析を実施

月・水・金曜日は午後6時から最長午前0時まで｢夜間透析｣を実施しており､日中勤務されている方など､昼間の時間帯にご予定がある方も通院が可能です｡仕事の都合や用事など､急な時間や曜日の変更にも柔軟に対応しますので､働きながら透析治療を行うことができます｡

• 夜間透析を受けられる患者さんへは管理栄養士監修の食事を提供しています。
• 早朝（午前7時30分～）にも透析時間を設けています。

急な曜日変更も対応可能です

お仕事の都合や用事など、急な透析時間や曜日の変更にも柔軟に対応いたします。スタッフにご相談ください。

透析患者さんの自宅送迎も実施

当院では入退院の際に患者さんの体の状態に応じて、当院からご自宅、施設までの送迎サービスを行っています。「ストレッチャー」「リクライニング車いす」「車いす」などに対応できる車両を手配しますので、必要であれば車いすでの入院送迎も可能です。また、付き添いの方も、2人まで同乗していただけます。

• シャントトラブルで即日の送迎が必要な場合も対応しています。お問い合わせください。
• ご自宅だけでなく、入院されている病院や介護施設への送迎もお受けしています。
• 原則75歳以上の透析患者さんを対象としていますが、そのほか送迎をご希望の方も費用の軽減が可能な場合がありますのでお気軽にお問い合わせください。
• 近畿2府5県（京都府、大阪府、福井県、三重県、滋賀県、兵庫県、奈良県）を中心に送迎しておりますが、それ以外の地域にお住まいの方もご相談ください。

オンライン透析（OHDF）の導入

当院では、103台のオンライン透析機器を導入しています。

オンライン透析（OHDF）では、通常の血液透析（HD）に加えて、透析液をそのまま補充液として体内に入れます。ろ過分が増えることで、より多くの老廃物の除去が可能です。

オンライン透析（OHDF）の特徴

• 通常の血液透析（HD）では抜け切らないタンパク質の除去
  主に手根管症候群（手のしびれなど）の原因物質除去に効果がある
• 心臓に負荷が掛かりにくく、血圧が安定する（低血圧になりにくい）
• 血液浄化による皮膚のかゆみの軽減
• 足のむずむずや不眠の解消
• 造血作用が多くなり、腎性貧血になりにくくなる
• 皮膚への色素沈着の予防