腎臓内科
腎生検による慢性腎炎の診断・治療、水・電解質代謝異常から慢性腎不全の治療(保存期の管理、透析導入、維持透析)まであらゆる腎疾患に対応いたします。特に合併症の多い心・血管系疾患の予防・治療を念頭に置いた長期的な管理に努めています。腎臓病は治らないといわれることがありますが、内服治療と食事療法を組み合わせることで病気の進行を止めたり、遅らせたりすることに成功している方もおられます。管理栄養士と連携し、食事療法も積極的に行っています。
主な診療内容
- 慢性糸球体腎炎、ネフローゼ症候群、膠原病などの二次性腎疾患の治療
- 糖尿病性腎症などの腎疾患症例
- 慢性腎不全の保存期から血液透析導入
- CAPD導入および維持管理
- 急性腎不全を中心とする多臓器不全への対応
- アフェレーシス(血漿(けっしょう)交換、免疫吸着)
対応している透析
血液透析(HD)、血液ろ過(HF)、腹膜透析(CAPD)、旅行透析も受け入れています。
2023(令和5)年の診療実績
1年間で入院加療された患者さんの数:1,895人
- 経皮的シャント拡張術:513件
- 内シャント設置術:243件
- 血管移植術(その他の動脈):139件
- 血管結紮術(その他):30件
- 皮膚切開(長径10cm未満):27件
- 内シャント血栓除去術:16件
- 動脈形成術(その他の動脈):16件
- 静脈形成術(その他の静脈):10件
- 上腕動脈表在化法:5件
- その他:23件
関連情報
- 第87回らくわ健康教室【腎臓病特集】「かかりつけ医で腎臓病治療 ~病診連携で腎臓を守ろう~」(2012.2.24)
- 第66回らくわ健康教室「減塩習慣で健康に生きよう ~塩分と高血圧・腎臓の深い話~」(2011.8.30)