救命救急室
救命救急室について
救命救急室は、現在、所属長1人と救急救命士10人が所属しています。
当室ではドクターカー・病院救急車の運用、救急外来での対応、施設・病院・診療所からの救急受診依頼対応など行っており、DMAT事務および業務調整員としても活動しています。
消防署とも連携し、救命活動にあたります。
所属長のひとこと
主席課長
片桐 円(かたぎり まどか)
救急救命士の病院内での役割が、今後発展することは間違いありません。現在は若手スタッフがさまざまなアイデアを出し、救命の最前線や院内で何ができるかを模索しています。今後は院内の救急救命士の業務確立を目指し、いろいろなことにアグレッシブに取り組み、最前線でも立ち向かえる、また災害にも強い救急救命士を育成したいと考えています。
ドクターカー・病院救急車運用
地域の医療機関と連携を取りながら運用を行っています。
昨年度は132件の施設・病院・診療所と連携し、総搬送765件のドクターカー出動を行いました。
病院救急車として救急救命士のみでの運用が77%と一昨年と比べ15%増加しました。
救命救急室 業務実績
ドクターカー・病院救急車、総搬送数
ドクター・病院救急車、同乗率
救命士のみ | 医師 | 看護師 | 医師・看護師 | |
---|---|---|---|---|
2018年 | 60% | 21% | 18% | 1% |
2019年 | 78% | 12% | 5% | 5% |
2020年 | 70% | 14% | 6% | 10% |
施設・病院・診療所からの紹介電話対応
当室では、病院・診療所の医師や看護師、施設の看護師から救急受診依頼の電話を受けており、緊急度に応じてドクターカー出動や救急車の利用を医師の指示のもと行っております。
DMAT事務・業務調整員
大きな災害や交通事故などの災害時に京都府や京都市から要請を受けて現場に医療チームを派遣します。
その他にも、新しい隊員養成のための養成研修や既存の隊員のための教育研修・訓練などの窓口も行っております。
院内活動
救急外来対応
救急車搬入時の初期対応や処置介助など、医師・看護師と連携し行っております。
院内急変対応
院内急変時に外来や病棟などで胸骨圧迫や処置介助などを行っています。
院外活動
BLS(救命講習)指導
当院職員や洛和会ヘルスケアシステムの関連施設・病院などBLSを通してバイスタンダーの重要性を啓発しています。2019年度は計26件のBLS講習に参加し指導を行いました。
地域イベントの救護活動
- 山科区民ソフトボール大会
- 音羽川学区体育祭
- 音羽学区民体育祭
- 大塚学区防災訓練
- 山科義士祭
- 醍醐五大力
- 山科少年サッカー大会 (2019年度、計7件)
学会発表
第22回日本臨床救急医学会総会・学術集会
わたしのPlus+One
職員一人一人がそれぞれの“プラス・ワン”の想いを持って働いています。
私たちの“プラス・ワン”を動画で掲載していますので、ぜひ聴いてみてください。