泌尿器科
泌尿器科疾患全般にわたり、身体への負担が少なく、術後の生活を考えた手術を行っております。たとえがんの治療のために手術が必要となっても、手術後の生活が手術前に比較して極端に制約を受けるようなことでは良い治療ということはできません。私たちは特にこの点に留意して治療を行っています。
部長 西村昌則(にしむらまさのり)
診療内容
尿路悪性腫瘍、尿路結石、前立腺肥大症、女性腹圧性尿失禁、男性不妊症など、泌尿器科疾患の治療に豊富な経験を有しています。
対応疾患
尿路悪性腫瘍
前立腺がん、膀胱がんに代表される尿路上皮腫瘍、腎腫瘍、精巣腫瘍などに多くの実績を持っています。最近、増加傾向にある前立腺がんに関しては、早期発見、早期治療に努めております。前立腺がんの根治手術では、入院から退院まで10日~2週間という短期間での治療が可能です。(→前立腺がんの詳細はこちら)
近年、開腹術を施行せず体腔鏡を使用した低浸襲手術が行われるようになってきました。
当科においても早くから体腔鏡下手術に着手しており、腎腫瘍、副腎腫瘍等の手術に関しては、体腔鏡下手術を第一選択としております。従来の開腹手術に比べ、術後の回復が早く、患者さまへの負担が少ないことが最大のメリットです。2008(平成20)年12月現在までに、約100症例の腎摘出術を経験しています。
膀胱がん
膀胱がんに対する手術では、膀胱全摘術後の尿路変更法として、可能な限り、ストーマを必要とせず自然排尿可能な「回腸新膀胱造設術」を行っており、患者さまの「生活の質」を向上させることを目指しています。(→尿路変更法の詳細はこちら)
尿路結石
体外衝撃波による結石破砕術(ESWL)、またESWLでは解決できない難結石においては、内視鏡による結石破砕術(PNL、TUL)を施行しております。複雑な形をしたサンゴ状結石に対しても、レントゲン透視下に腎ろうを作成することにより最短期間での退院が可能です。ESWLの装置は独シーメンス社製の最新機械を採用しています。
前立腺肥大症
老年期の男性に発生する代表的な病気です。手術療法を選択した場合、教科書的には前立腺重量により、内視鏡手術、開腹手術の適応が決められていますが、当科では、ほとんどの症例をより浸襲の少ない内視鏡手術で行っています。(→前立腺肥大症手術の詳細はこちら)
腹圧性尿失禁
中年以降の女性で、笑ったり、咳、くしゃみをすると尿漏れがすると訴えられる方があります。この様な症状を認める女性はかなりあると考えられますが、羞恥心が先に立って、受診される方は少ないように思います。女性の場合、出産を経験すること、また加齢などの要因により骨盤底筋群の弛緩が起こり、膀胱が下垂したり尿道の可動性が大きくなることで尿が漏れやすくなるのです。当科では、女性のこの様な腹圧性尿失禁に対してスリング手術を施行しており、良好な成績を収めております。(→腹圧性尿失禁の詳細はこちら)
男性不妊症
不妊症の原因の一つとなる精索静脈瘤に対しては、顕微鏡を使用して、従来の肉眼による手術に比べ、より精密な手術を行っています。2000(平成12)年以降、150例以上の顕微鏡下精索静脈瘤手術を施行しています。
また、当科では、顕微受精のための顕微鏡下精子採取術も行っています。高度乏精子症、無精子症の場合においても、顕微受精により挙児成功例もあります。不妊症で悩んでおられる方は、ご相談ください。
診療実績
<2010年度 手術件数>
| 経尿道的膀胱腫瘍切除術(TUR-Bt) | 42件 |
| 経尿道的前立腺切除術(TUR-P) | 29件 |
| 内視鏡下尿路結石破砕術(TUL PNL) | 20件 |
| 小児泌尿器科手術 | 3件 |
| 膀胱悪性腫瘍手術(全摘) | 11件 |
| 前立腺悪性腫瘍手術 | 10件 |
| 腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術 | 12件 |
| 顕微鏡下精索静脈結紮術 | 8件 |
| 女性泌尿器科手術(腹圧性尿失禁、膀胱瘤) | 2件 |
| 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術(ESWL) | 46件 |
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- 男性の皆さん 50歳を過ぎたら 前立腺がん検査!
(09.9.11)