腎臓内科

腎臓内科 副部長 原田幸児




最初に

皆さんが、「腎臓病」と聞くと連想する言葉は「透析」だと思われますが、これは誤った解釈です。腎臓の病気は経過が非常に長く、腎不全の症状は末期になるまでほとんど出現しません。しかし、症状が出た時には手遅れで、透析せざるを得なくなってしまいます。すなわち、腎臓病は早期発見・早期治療が大切なのです。

どのようなときに腎臓内科を受診したら良いのか

健康診断で蛋白尿や血尿を指摘されたとき

腎臓病を発症しているサインの一つに蛋白尿や血尿が挙げられます。蛋白尿や血尿が出ている際には、糸球体腎炎(しきゅうたいじんえん)という腎臓病が起こっている可能性があります。糸球体腎炎とは、糸球体という血液を濾過して尿を作る装置に障害が起こる病気です。この病気を放置していますと将来的に腎不全になり、透析をしなければならなくなる可能性があります。また、この糸球体腎炎には様々な原因があり、その原因によって治療方法や予後(その後の病気の進行具合や治療効果の見通しのこと)が異なります。

以上のことから、糸球体腎炎は早期に発見し、腎臓内科で精密検査を行った上で治療を開始する必要があるのです。もし、健康診断で蛋白尿や血尿を指摘されたら、ためらわずに当科を受診してください。

高血圧、糖尿病、メタボリック症候群、膠原病などの方

高血圧、糖尿病、メタボリック症候群、膠原病などでも腎臓病が起こり得ます。かかりつけ医のおられる方は、一度担当の先生にご相談いただいた上で、おられない方は健康診断のつもりで当科を受診していただけたらと考えております。

次のような症状がある方

その他、足のむくみ、尿の色が黒い、尿の泡立ちがひどい、血圧が高いなど気になる症状がありましたら、気兼ねなく当科を受診してください。

診療実績<2010(平成22)年>

  • 入院患者数(シャント入院を含む)…………………209件
  • 腎生検数……………………………………………………74例
  • 血液透析導入数…………………………………………26例
  • 腹膜透析導入数…………………………………………10例
  • 動静脈瘻作成数…………………………………………18例
  • SMAP挿入数……………………………………………10例
  • 透析患者入院数………………………………………488例

診療内容

腎生検

慢性腎臓病(Chronic kidney disease; CKD)

包括的腎代替療法

 

 

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