風しんワクチン接種
妊娠中の女性が風しんに感染すると、胎児に大きな影響を及ぼすことが知られています。風しんにはワクチンの予防接種が有効です。これから迎える大切な赤ちゃんを守るため、家族で風しんを予防しましょう。
風しんとは
風しんとは、風しんウイルスによって起こる感染症です。症状が出る1週間前から感染力があります。感染しても症状が出ない人もいるので注意が必要です。
妊娠中の女性が風しんにかかると、胎児に感染し先天性妊娠症候群を発症する可能性があります。特に妊娠初期(20週ごろまで)にかかると、発症率が高いといわれています。発症すると赤ちゃんが難聴や心疾患、白内障などの障害をもって生まれる確率が高くなります。
感染経路
- くしゃみやせき、唾液による飛沫(ひまつ)感染
- 接触感染
潜伏期間
14~21日
症状
- 発疹ができる
- 発熱
- 耳の後ろのリンパ節が腫れる
- 結膜充血
- 関節痛
- せき
風しんは予防接種で防げます
風しんは一度かかると生涯かかることはないと言われていますが、子どものころかかったと思っていても実は風しんではなく、はしかやリンゴ病だったというケースもあります。過去に予防接種を受けているか、風しんにかかったことがあるかが不確かな方は、予防接種を受診しましょう。予防接種を受けることで感染を防ぎ、大切な家族や赤ちゃんを守ることができます。
妊娠中に予防接種は受けられませんので、これから妊娠を考える女性は妊娠前に予防接種を受けましょう。風しんにかかる70%は30~50歳代の男性だといわれています(国立感染症研究所)。パートナーとなる男性の予防接種も必要です。
接種は1回では十分な抗体ができないため、2回接種を推奨しています。
当院では初回の妊婦検診で風しん抗体検査を行っています。検査の結果、抗体価が低いと診断された方は、外出時はマスクを着用し、不用意な外出は避けるなど注意をしてください。
風しんワクチン接種の概要
費用
3,500円
対象
- 妊娠を希望する女性のうち、風しん抗体価の低い方
- 「風しん抗体価が低い妊婦」の同居者のうち、風しん抗体価が低い方
- 「風しん抗体価が低い妊娠を希望する女性」の同居者のうち、風しん抗体価が低い方
京都市では一部公費負担・助成を実施しています。詳しくは京都市のホームページをご覧ください。
麻しん風しんワクチン、麻しんワクチン、風しんワクチンの予約制限に関して
現在、麻しん風しんワクチン、麻しんワクチン、風しんワクチンの供給が不安定な状態になっております。そのため予約を制限させていただきます。一度、お問い合わせください。
TEL:075(593)4111(代)
ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。